南仏ビラ・ノアイユで4月26~30日に開催される第33回イエール国際モード・アクセサリー・写真フェスティバルのコンペティション3部門の審査員とそれぞれのファイナリストが、パリ装飾芸術美術館で発表された。
今年のモード部門の審査員は、「ベルルッティ」のアーティスティックディレクターで自身のブランドでも活動するハイダー・アッカーマン=写真左=を委員長に、女優のチルダ・スウィントン、映画監督兼女優のファリーダ・ケルファ=右、シンガーソングライターのルー・ドワイヨンにファッション史家やメディア関係者を加えた9人。ファイナリストは10人のうち半数がフランス人で、ベルギー、オランダ、フィンランドなど欧州勢が占めた。
プルミエール・ヴィジョン最優秀賞には奨励金1万5000 ユーロ 、「シャネル」から1万5000 ユーロ に相当するメティエダールとのプロジェクト協力、「プチバトー」とのカプセルコレクションのロイヤルティー権が与えられる。また今年からスポンサーに加わった米スーピマから素材が提供される。
昨年新設されたアクセサリー部門の審査委員長は、「コシェ」のデザイナーでありメゾン「ルマリエ」のアーティスティックディレクターのクリステル・コシェ。ユナイテッドアローズの栗野宏文上級顧問も11人の審査団の1人として名を連ねる。スワロフスキー最優秀賞には奨励金1万5000 ユーロ 、またモード部門と同様に、シャネルから1万5000 ユーロ 相当のメティエダールとのプロジェクト協力が与えられる。
写真部門は、ベッティナ・ランスが審査委員長を務める。(パリ=松井孝予通信員)