ミズノは北海道上川町と「未来共創パートナーシップ協定」を締結した。スポーツの力を活用し、地域課題の解決を共に推進しようというものだ。ミズノは全国でスポーツ施設の管理事業を行い、多数の地方自治体と連携協定などにより運動プログラムの実施やスポーツ人口の拡大に取り組む。
上川町は、21年からコロンビアスポーツウェアジャパンやTSIホールディングスとも連携協定を結んでおり、人口3000人ほどの町としては地域創生に積極的だ。ミズノとの協定は町内で開いた新しい5人制野球大会がきっかけだった。この5人制野球はボールを素手で打つニュースポーツだ。
デサントジャパンも先日、「勝敗よりも野球を楽しむ大会」を開いた。参加した全チームからメンバーを選出して交流試合をする形式で、多くの人が楽しめるようにした。
スポーツ市場は少子高齢化で厳しいが、やはりスポーツには触れ合う機会が大切。そのためには体験する敷居を低くしていくことも必要だ。
(茂)