白湯(さゆ)が手放せない。お腹が弱くなってから、冷たいジュースやカフェインの入った飲み物が苦手になってしまった。
大手ファストフードチェーンが今年、ホットティーの販売終了を発表したところ、「白湯が飲めなくなる」と悲鳴が上がった。そこではカップに入った白湯とティーバッグを別々で提供するため、白湯を目当てにホットティーを注文する人も多かった。「なくさないで」という声が殺到したという。
「どうして白湯なんかにお金を出すの」と言われたことがある。その人にとって、白湯は価値あるものに含まれていない。ただ、白湯にお金を出す人は一定数存在する。
最近は若い世代を中心に、冷え改善や美容目的などで飲む人たちが増えているらしい。コンビニエンスストアでも販売されている。隠れたニーズは自分にとっての「当たり前」や「普通」を疑うことで見つかるかもしれない。
その後、ホットティーはすぐに販売再開された。大変お世話になっている。
(坂)