《視点》無言の接客

2024/03/14 06:23 更新


 コロナ禍を経て、スーパーやコンビニで広まったのが非接触型レジ。フルセルフとセミセルフがあり、店員が商品をスキャンした後、レジに併設した精算機で客が支払いを行うセミセルフの方が普及しているようだ。感染症対策で導入した企業が多いが、レジ業務の効率化や人件費削減、釣り銭の間違い防止などを期待し、普及が進んでいる。しかし、対面より無機質な印象を客に与えてしまう点が課題だ。

 レジで自分の番が来て商品を渡しても、「いらっしゃいませ」「レジ袋は要りますか」などの声掛けが無く、スキャンした後も金額を告げたり、支払いを促す指示も無いことがあった。違和感を覚えつつ会計を終え、店を出て、レジの担当者が外国人だったので日本語に不慣れなせいかと思ったが、ちょっと怖さを感じた。

 セミセルフレジでも、明るい大きな声で接客してくれる店もある。笑顔や言葉を交わし、人と触れ合えるのも買い物の楽しさ。機械で効率が向上しても、接客が無機質になっていないか、ECが普及した今こそ質を保つ努力が必要だ。

(陽)



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