《視点》財布

2023/11/21 06:23 更新


 キャッシュレスが叫ばれながらも財布需要は根強い。電子決済にシフトする人も多いが、依然として大容量の長財布の売れ行きは大きくは落ちていない。ここ数年、開運日需要が盛り上がり、業界を挙げての「サイフの日」キャンペーンも寄与している。

 もちろん、コンパクトな物が求められる傾向が続いており、財布の小型化も徐々に進んでいる。提案側も現金入れとしての財布に固執せず、現金も、カギなどの貴重品や小物なども入れられるマルチケース、フラグメントケース、スマホウォレットなどに企画を広げることで需要の掘り起こしに力を入れる。

 「日本人は外国人に比べて現金を好む」と言われる。周りのキャッシュレス決済をメインにしている人に財布を持っているか尋ねたが、持たない人はいなかった。来年夏には紙幣が刷新される。新札には渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎が登場する。当然、メーカーも新札発行を需要喚起の機会として、販促に取り組むところが多い。キャッシュレス時代でも財布や貴重品収納アイテムは根強く求められそうだ。

(武)



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