郊外に住んでいて車で移動することが多いと、利用する機会が増えるのがファミリーレストラン。しばらく行っていなかったが、年末年始に久々に利用し、夜10時以降に入れる店を探して苦労した。
5~10年くらい前は24時間営業のファミレスが都内にたくさんあった気がするが、コロナ下で大手チェーン2社が24時間営業をやめたそうだ。他社もコロナ前は深夜2時までの営業が多数派だったと聞くが、今は午後11時前後の閉店が多いらしい。
営業時間の見直しはコロナだけのせいではないようだ。深夜営業の働き手が足りず店長が自ら深夜勤務を増やし、疲れて客の動きに目が行き届かなくなってサービスが低下したファミレスが、24時間営業をやめて売り上げが30%増えた話をテレビで見た。営業時間を短くした分、常に十分な人員を配置し、席への案内から注文、水やコーヒーのお替りまで待たせない接客で、客単価とリピート率が上がったそうだ。
利用者にとって遅くまで入れる店は便利だが、全産業的な人手不足と採用難のなか、効率も売り上げも上がる持続可能な働き方実現のため、営業時間を見直す動きは商業施設でも進みそうだ。
(陽)