《視点》改めてYMO

2023/02/01 06:23 更新


 「イエロー・マジック・オーケストラ」(YMO)のドラマー、高橋幸宏さんが亡くなった。音楽に疎い私だが、子供の頃から知らぬ間に聞いていた音楽の担い手がいなくなる喪失感は大きい。訃報後、改めてアルバムを聞いている。

 小学校の運動会にも使われた代表曲「ライディーン」は高橋さんの作曲だった。カネボウのCMソングに使われた「君に、胸キュン。」を歌ったのも高橋さん。生活の中で何げなく繰り返し聞いたせいか、今でもさらりと口ずさめる。世界で人気となった都会的なテクノポップが、今はどこかノスタルジックに響く。

 高橋さんはファッション業界でも存在感が大きかった。自身のブランドだけでなく、アルバムジャケットやステージ用の衣装も多く手掛け、その存在は東京カルチャーを象徴するかっこいい大人というイメージだった。

 YMOの3人が着た中国の人民服風の赤い衣装は、今見てもインパクト大。音楽とファッションをつなぐ第一人者だったことを改めて感じる。ファッション業界人との交流も多く、追悼文からは人柄の良さがにじむ。ご冥福をお祈りします。

(規)



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