《視点》波と自粛

2022/02/03 06:23 更新


 「ステルスオミクロン」「BA2」、さらに強毒なデルタ変異株の可能性と、本当に訳がわからない。この2年ほどコロナに振り回されているが、再びまん延防止等重点措置が広がり、商業にも影響を与えてきている。オミクロン前はファッション需要にも回復傾向が見られ、「リベンジ消費」も期待されただけに残念だ。

 第6波は過去最多の感染者数を出し、今から考えると第1波、第2波は本当に〝さざ波〟だったと思える。第6波も1カ月ほどでピークを迎え、落ち着き始めるという見方もあるが、どうか。海外では、すでにピークアウトしている国もあるようだ。

 しかし、もう変異株では重症化する可能性が低く、飲み薬や治療薬が効けば、風邪やインフルエンザと同じような扱いができそうな気もする。3回目のワクチン接種も期待される。

 感染者数と共に濃厚接触者の急増は、社会機能の維持にも支障を来たしている。量販店では、すでに食品売り場の優先営業を計画している。

 いつまで〝波と自粛〟を繰り返すのか。このパターンでいくと、さらに波の大きい第7波が来る可能性もあるのだろうか。

(茂)



この記事に関連する記事