《視点》中心市街地

2021/11/30 06:23 更新


 この秋、秋田に取材に訪れた。前後して那覇市と福岡県久留米市も訪れたのだが、いずれも約30万人の人口でありながら、秋田の中心市街地は那覇市や久留米市に比べると、歩行者通行量や路面店数がとても少なく感じた。新型コロナウイルス感染に対する警戒感が東北は特に強いと聞くが、それを考慮しても閑散としている。

 そこで秋田市よりも少し人口が少ない盛岡市と比較できる数字を調べてみると、少し古いが14年の中心市街地の店舗数は盛岡が546なのに対して秋田は332、年間販売額は盛岡が770億円、秋田が325億円だった。市全体の小売り販売額はほぼ同等なのになぜ中心市街地に差があるのか。盛岡に比べて特段、秋田の郊外SCやロードサイド店が多いということでもなさそう。色々と調べたが、市内外から消費の流入が他よりも弱い中心市街地になってしまったという結果しかわからなかった。

 中心市街地活性化の取り組みはどこも難航しているが、どのように中心市街地が衰退していったのかがより明確になれば、対策も打ちやすくなるのではないだろうか。

(武)



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