《視点》駅ナカ発のSDGs

2021/09/14 06:23 更新


 最近、SDGs(持続可能な開発目標)を意識した商品や新しい取り組みに関する取材が増えている。

 ある化粧品メーカーは先月、人体に影響を及ぼす成分を使わず、原料調達や製造過程、廃棄まで環境に配慮し、動物実験をしない〝クリーンビューティー〟な基礎化粧品の新ブランドを発売した。ユニフォームでも、土に返る生分解性の新素材を開発し、地球に優しいファッションの商品化に取り組む企業がある。

 各分野でSDGs関連の商品開発が活発に行われるなか、エコ商品に特化した駅ナカの新業態も登場した。JR新宿駅にあるレモンデーは、背伸びせず普段の生活に取り入れやすい「エコな日用品」を販売するキオスクの新業態。竹やトウモロコシ繊維が主原料のカップ、持ち手が竹製のハブラシ、生地を張り替えられるビニール傘、新宿駅で回収したペットボトルキャップで作るアクセサリーなど、エコで可愛い多彩な商品が揃う。廃棄される物や素材にアイデアと価値を加え、新しい循環型の取り組みを行う仲間や商品も募集中だ。

 多くの人が訪れる駅ナカのキオスクで発信する姿勢がユニークだ。持続可能な社会の実現に気軽に参加できる拠点として、今後の広がりに注目したい。

(陽)



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