《視点》柄物

2020/08/12 06:23 更新


 柄物が着たい気分だ。夏休みの遠出もできず沈みがちな毎日で、華やかな柄物を着れば少し気分も晴れるんじゃないかと思う。しかし何かないかと店をのぞいても無地物ばかりが多く、私を元気づけてくれない。

 取材先であるオーダーブランドを基幹とするメーカーのコレクション受注会では、シンプルで着まわせそうなものより「いつ着るの?」と思うくらいの柄と色、デザインのほうが人気だったと聞いた。「みなさんそんな気分なんです。いつ着るの、ではなくて、着たいから。お金を使うなら夢のあるほうがいい。不要不急が作る夢も大切なんです」

 今はまず、目の前の困難を乗り越えることが第一だ。その中では、現状の生活に合った商品、長く愛用できる服、無駄を出さない物作りや販売手法が注目されている。ただ、そうなるとベーシックで無難な商品に傾きそうなのも気になる。気分をうきうきさせてくれるようなデザインも忘れないで。前述のメーカーでは、ブランドとしては初めて使ったというピンクや氷の花のような個性的なプリント柄に心ひかれた。

(赤)


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