最近、周りの友人がこぞってあるゲームを始めている。島の生活を動物と楽しみながら、好きな地形にしたり、ありとあらゆるものを自分好みに作り込むことが出来る内容だ。自分も、と思った時には既に遅く、ハードもソフトも手に入らなかった。
話題なのが、様々なブランド、美術館が洋服や絵画のデザインをゲーム内で提供していること。プレイヤー自身が好きなブランドの服やアイドルの衣装をデザインし、SNSを通じて発信するパターンもある。
発売当初は、昔のゲームの世界を再現した、懐かしさのある風景を作ることで盛り上がる人が多かった。最近は中止になったライブ会場を再現したり、友人や恋人と星空を見たりなど、現実では出来ないことを共有するのが楽しさにつながっているようだ。
ファッション業界のVR(仮想現実)活用は、今後どうなっていくのだろうと思っていたが、このゲームを見るとコンテンツが合っていれば、うまくいくように思える。企業側にとっても、ブランドの認知を広げるための新しい方法の一つになるかもしれない。部屋で過ごす毎日の中で、ゲーム上だけでもすてきな服を着て友人と遊べるのは楽しい。外で買い物が出来るようになった時には、ぜひゲームで着た服を実際に手に取ってみてほしい。
(萌)