《視点》再起動させるホテル

2019/11/22 06:23 更新


 東京・馬喰町にユニークなホテルが登場した。コンセプトは〝ミニマル・ラグジュアリー〟。濃色のグリーンカラーを基調としたコンパクトな客室。アメニティーは必要最小限にして、テレビもない。「自分を見つめ直すことで〝再起動〟できる環境」を提供している。

 フロントに隣接するカフェは「ラ・カブラ・コーヒー」など、デンマークのコーヒー文化を日本に紹介した現地出身のバリスタが仕切る。

 日本のフランス料理界最年少の29歳でミシュランの二つ星を獲得したシェフがディレクターを務めるレストランもある。オーダーメイドスタイルで、国内外問わず有力ブランドからの要望を中心に空間やデザイン、料理を含めて食事を表現する活動を行っている。そのほか、ホテル内には現代美術を発信するギャラリーもある。

 実は運営するのは現金卸問屋。地方から買い付けに来るバイヤーに向けて約40年前に建てられたが、老朽化が進みリノベーションした。このホテルは多様なカルチャーを発信することで、宿泊者だけでなく、街を再起動させようとしている。

(民)


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