《視点》購買の背中を押す力

2019/09/18 06:23 更新


 衣服に使われる素材。種類の多さや耳なじみのない専門用語で敬遠されがちだが、この数年で、消費者との距離が少し縮まったように思う。衣服を購入する際、どんな素材が使われているか気にすることが増えたのではないか。

 背景には、快適性や心地よさを重視する消費マインドの変化がある。肌触りが良く、伸縮して窮屈感なく着られるのは当たり前。近年はより多くの快適機能が求められ、スポーツ衣料に使われていた高機能素材が日常着にも採用されるようになった。春夏で言えば、汗を吸ってすぐ乾く、よく空気を通して涼しい、防臭や消臭、UV(紫外線)カット、汗染みが目立ちにくいなどだ。扱いやすさも焦点で、「ウォッシャブル」「しわになりにくい」は、この春夏、最も使われた売り文句だろう。そういった商品が増えたからか、機能素材でなくても、素材の特徴や扱い方の質問が増えているという。

 豊富な知識に基づいた説得力のある説明ができれば、購買を後押しする強力な武器になるはずだ。一方で、誤った情報を提供すれば、ブランドの信用を失いかねない。今こそ、素材の知識を蓄えてほしい。

(侑)


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