《視点》オフプライスストア元年

2019/08/15 06:23 更新


 ワールドが共同出資でオフプライスストア(OPS)業態を運営する新会社を設立したことで、国内での同業態への注目度が一気に高まった。今春には、ゲオホールディングスの子会社のゲオクリアが、OPS1号店を出店しており、19年はOPS元年となりそうだ。

 ファッションビジネス業界にとって新たな動きがあることは良いことだと思うが、こうした二次流通の選択肢の広がりは、一次流通の消費をさらに停滞させるのではないかと気掛かりだ。「メルカリ」「ヤフオク」などのCtoC(消費者間取引)が活発な上、オフプライスストアも参入となると、新品の衣料品はますます売れなくなってしまうのではないだろうか。

 最近、いくつかのチェーン専門店で「プライスレンジを高めに見直した」「商品の質を高めるとともに一品単価を上げ、客単価増を狙う」などの話を聞いた。物を買うための手段が広がっていくなか、新品を扱うファッション企業は、安売り競争をしていては生き残っていけないのかもしれない。

(友)


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