我が家には今、通称〝魔の2歳児〟と呼ばれる、イヤイヤ期真っただ中の女児がいる。このイヤイヤ期というのは、自我が芽生え始め、なんでも自分でやってみたいとの思いに体の機能が追いつかず、フラストレーションが爆発して「イヤ~!」となってしまう構造がベースにあるとされる。
特に顕著に現れるのが、お着替えタイム。保育園女児の基本コーディネートはTシャツにレギンスと相場が決まっているのだが、問題はこのレギンスだ。ぴったりフィットなため、なかなかスムーズに着脱できず、イライラが募り出す。しかし手を貸そうものなら「自分で~!」と床に倒れこんでの猛抗議を受ける。このため、年度初めには「できればゆとりのあるズボンをはかせて下さい」と園から保護者への呼びかけもあった。
しかし、SPA(製造小売業)などの女児ボトム売り場にあるのは9割方レギンスで、非常に選択肢が限られる。うまく着られるようになるまで短い期間かもしれないが、子供の成長に寄り添った企画や品揃えを考えてくれると、繁忙な朝に親子とも助かるのだが、と思う今日この頃だ。
(維)