《視点》猛暑ウェア

2018/08/31 06:22 更新


 今夏は葬儀に出る機会が多かった。年齢とともに冠婚葬祭の場面は増えるが、今年は猛暑のせいもあってか不幸が多かった。マナーとはいえ、炎天下での喪服はなかなかつらいものがある。

 猛暑で、今年目立ったウェアと言えば、建設や工事現場での電動ファン付き作業服が挙げられそうだ。電動ファンで衣服内に風を送り込むことで涼しくする作業服だが、街中でも上半身を膨らませている姿をよく見かけた。以前から数社が手掛けていたが、参入するメーカーも増えているようだ。小型の扇風機を持っている外国人も今年はよく見かけた。最近では体に付けるタイプの小型扇風機も色々と発売されている。

 ゴルフウェアでも電動ヒーターを内蔵したジャケットなどは今までもあったが、最近ではセンサー技術とITを組み合わせて体調管理できるウェアも開発されている。これまでは生地やパターン設計で機能性を持たせるウェアが多かったが、今後はもっと直接的に電子機器によって機能性を出すウェアが一般にも増えそうだ。

(茂)



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