《視点》下着の常識・非常識

2017/05/19 04:00 更新


 人にはなかなか聞けないが、「他の人はどうしているんだろう?」と思うことがある。下着のことなどが代表例だろうか。ワコールが出版した『ブラパン100・聞きたくても聞けない、下着のホンネ』は、下着の買い方や手入れの仕方など、下着にまつわるアンケート調査をまとめたものだが、普段は見られない他人の生活を垣間見るようで興味深い。

 驚きだったのが「洗濯の頻度」。「ブラジャーは何回着けたら洗うか」は、「使うたび」以外を選ぶ人がいるのだろうかと思いながら結果を見ると、使うたびが72%と多数派ではあるが、2回着けてからが14%、3回以上着けてからが5%。毎回洗うわけではないという人もかなりいることに驚いた。

 そのほか、「買った下着を着る前に洗う」が41%と思ったより多かったり、「スポーツ時に専用の下着に替える」は30%と少なかったり。育った環境の違いも大きいだろうが、自分の〝常識〟が、他人の〝非常識〟というのは、生活の様々な場面であるのだなと改めて思う。(壁)



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