《ベトナムアパレル産業最新動向・「ベトビズ」から パート2㊤》小売りは市場・個人商店からSCへ

2023/10/10 06:28 更新会員限定


 ベトナムのアパレル産業は製造拠点としてだけではなく、消費市場としても発展、注目されている。今回はベトナムの消費者の嗜好(しこう)から、主な購入チャネル、製品カテゴリー別の傾向、消費者の最新ニーズおよび今後の展望を、特にベトナムのアパレル消費をけん引する若者を中心とした視点で解説する。

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 ベトナム国内のアパレル売り上げ規模は、小売りベースで年間約50億~60億ドル(約120兆~140兆ドン)に達している。アパレル消費をけん引しているのは25~39歳の消費者であり、この層は人口の23.86%を占める。ベトナム繊維協会(Virac)によると、この消費者層は他の年代層よりもファッショントレンドやECに対する関心が高く、働き盛りの年齢でもあり購買力が高い。

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