ヴィクトリアズシークレット 経営権の55%を投資会社へ売却

2020/02/21 10:35 更新


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】Lブランズ社(オハイオ州コロンバス)が20日、ランジェリーブランドの「ヴィクトリアズシークレット」、同ブランドの化粧品「ヴィクトリアズシークレット・ビューティ」、女子大生向けの「ピンク」の経営権の55%を投資会社のシカモアパートナーズに売却すると発表した。

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 Lブランズ社は残り45%の経営権を保持し、ヴィクトリアズシークレットは非公開企業となる。3ブランドを合わせた企業価値は11億ドル。一定の負債を処理した後にシカモアパートナーズが払う金額は、約5億2500万ドルになる。Lブランズ社のレスリー・ウエクスナー会長兼CEO(最高経営責任者)は、「これで、19年の営業利益の大方を生んだバス&ボディ・ワークスを成長させ続け、適切な市場価値を達成することができる。この取引で、負債も減らせる」と語った。

 取引完了後は、ウエクスナー氏はLブランズ社の会長兼CEOを退任し、名誉会長として同社取締役会にとどまる。現在バス&ボディ・ワークスのCOO(最高執行責任者)を務めるアンドリュー・メスロー氏が、取引完了後にLブランズ社のCEOに昇格する。Lブランズ社は26日の株式市場終了後に第4四半期の業績発表を予定しているが、既存店ベースではヴィクトリアズシークレットは前年同期比10%減、バス&ボディ・ワークスは10%増を見込む。



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