バンタンはファーストリテイリングと共同で、生活の固定観念を見つめ直し、新しい商品や生活様式を提案する「アンステレオタイプ」プロジェクトの取り組みを開始した。ファーストリテイリングが扱う〝服〟という身近な物を切り口に「生活者一人ひとりが抱いている様々な固定観念に気づき、意識的であることで、誰もが自身のありたい未来を描ける世界の共創を目指す」プロジェクトの一環。2月20日から大阪、同27日から東京の学生とファストリの社員との議論を開始し、研究を進める計画。
今回は技術の急速な進化やコロナ下での生活様式の変化などにより、価値観が変化していることを背景に共同プロジェクトを実施。「女性の服はこうあるべき」「自宅でリモート会議に参加する時は部屋着で出席してはいけない」などジェンダーやファッションに関する各種固定観念について研究する。商品提案やユニクロ店内での展示も視野に、年内に研究をまとめたい考えだ。
学生側は東京校、大阪校ともファッション、パティシエ、ゲーム、映画映像などバンタンの全スクールの代表約30人が参加。月に1回ほどファストリの社員とオンラインなどで議論を行う計画。2月27日は東京校の学生主体に午後7時30分から、特別にクラブハウスでの公開議論の開催を予定している。