米パタゴニア、フェアトレード商品を拡大

2016/12/22 06:30 更新


 米パタゴニアは、17年秋物として提供する製品の約3割がフェアトレード(公正取引)の認証を得た製品になると発表した。フェアトレード認証済みで、使用する染料などを大幅に削減した「ベター・セーター・コレクション」も出す。

 同社は、第三者認証機関である非営利組織「フェアトレードUSA」の基準を満たした縫製工場で生産したものをフェアトレード製品としている。14年秋に1工場・10製品から始まったフェアトレード品は、16年秋は6工場・192製品に拡大。17年秋には全製品の27%にあたる300製品以上とさらに広がる。

 認証製品には環境への影響を抑えたものも含む。ヘザー仕上げのフリース製品で、従来より二酸化炭素排出量を49%、水の使用量を65%、染料使用量を15%削減した商品を、ベター・セーターとして販売する。

 同社はフェアトレード認証を受けた工場や農場で働く労働者たちに、割増金を直接支払っている。同プログラムを始めた98年以来、これまで4億ドルを支払ったという。

 

patagonia
ベター・セーター・コレクション


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