シカゴ発のワークウェアブランド「ユニバーサルオーバーオール」は、26年春夏からコレクションを全面的に刷新する。ブランドの核となる「オレンジタブ」シリーズで、素材選定から縫製仕様、加工表現までを大きく見直し、グローバル市場を見据えた品質と提案力を向上させる。
同ブランドを販売するドリームワークスグループ(東京)は、23年11月にユニバーサルオーバーオールの世界商標と販売権を取得。オーセンティックを軸にしながら、「現代的な素材と加工で着心地と上質感を兼ね備える」と掲げ、グローバルブランドに進展するための再定義を進めてきた。
製品は加工による風合いと自然な経年変化を重視する。ワークウェア特有の武骨さに加え、手作業によるストーンブラストやバイオウォッシュなど、リアルなユーズド感を出す工程を採用。過度に作り込まず、自然な雰囲気と柔らかさを実現している。

素材も見直しを進め、主力であるコットン・ポリエステルのパンツは細番手糸を用いた柔らかな風合いにアップデートする。これまでの硬さを軽減し、街着としての着やすさを向上させた。カバーオールやペインターパンツは、綿100%ダックに製品染めし、深みのある色と自然なむらを演出。シャツ類は、細番手双糸の高密度コットンブロードを使用し、光沢と柔らかさを両立させた。
パンツ税抜き1万1000円、カバーオール1万6000円、ペインターパンツ1万5000円、カーゴショーツ1万3000円、ブロードシャツ(無地のワンポイント)9800円など。全商品とも、グローバルサイズ基準のXS~XLの5サイズで海外展開にも対応する体制を整える。
