ユニクロは19年秋、ベトナム・ホーチミン市内に同国1号店を開く。1号店開設にあたり人材募集を現地で開始し、新店の詳細は後日発表する。
まずは重点的にホーチミン市で「プレゼンス拡大とブランド確立に努める」。またベトナム進出の一環として、人材育成のためのUMC(ユニクロ・マネージャ候補)プログラムを近々同国で導入する。柳井正ファーストリテイリング会長兼社長は、「ベトナムへの出店はユニクロにとって素晴らしい一歩。東南アジア地域は、ユニクロブランドの成長の大きな原動力であり、経済的にも活気があり、商売も盛んなこの地域に、このタイミングで出店できることを本当にうれしく思う」とのコメントを出した。
経済成長が続くベトナムには16年に「ザラ」、17年に「H&M」が進出するなどグローバルブランドの攻勢が本格化している。「機能素材とベトナム人に合ったサイズが魅力」と現地でも出店を望む声が強かった。
ファストリは09年のシンガポールでのユニクロ1号店の出店を皮切りに東南アジア・オセアニア地域への展開を開始。その後マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、オーストラリアに店舗網を拡大し、18年5月末の同地域の店舗数は193にまで増えている。
ベトナムでユニクロ事業を進めるため、三菱商事と共同出資会社、ユニクロベトナム(ホーチミン市)を設立する。ファーストリテイリングシンガポールが75%、三菱商事が25%出資し、代表者にはファーストリテイリングの果瀬聡グループ執行役員が就く。三菱商事との共同出資事業は11年のタイ、13年のインドネシア、17年のロシアに次ぐ4カ国目。各国のユニクロ事業(18年5月末時点)はタイ39店、インドネシア18店、ロシア29店まで拡大している。