ユニクロは10月25日、新宿にグローバル旗艦店をオープンする。コーヒーショップや花屋を併設し、通常のウィメンズ、メンズ、キッズの品揃え以外に実店舗では同店でしか買えない欧米向け商品も置く。新宿エリアで5店目、最大規模の同店を「新宿本店」と位置づけ、世界2500店の中で売上高トップを目指す。
【関連記事】ユニクロ ロードサイド店でも自社古着を販売
ビックカメラと合体した店舗として12年9月にオープンし、22年6月に閉店した「ビックロ」の跡地に3フロア、売り場面積3960平方メートルで出す。店内にはファーストリテイリングのグループブランド「プラステ」「コントワー・デ・コトニエ」「プリンセス・タム・タム」も出店する。
1階にはウィメンズ・メンズを問わず、人気商品や話題性のある商品を置き、2階にウィメンズ、3階にメンズとキッズ・ベビーの売り場を設けた。これまで日本では取り扱いのなかった欧米向け商品のうち、現地で人気のアイテムをウィメンズ9型、メンズ6型、キッズ2型を販売する。買い物を短時間で済ませたい客とじっくり見たい客の双方に対応できるよう、有人・無人合わせて54台のレジを置く。
新宿エリアでは5店目となるが、遠藤真廣ファストリグループ執行役員は「新宿は日本人、インバウンドそれぞれの集客が大きく、既存4店だけではニーズに応えきれない」と話し、「本店は世界に向けた情報発信拠点。ほかの4店は、立地ごとのニーズに寄り添う品揃えと役割を分けて運営したい」と語った。