「ユニクロ:シー」 ウィメンズに繊細さと華やかさ加える 究極の普段着の進化を狙う

2023/09/13 17:00 更新


繊細さと華やかさを加え、ウィメンズの服の進化を狙う

 ユニクロはウィメンズの新コレクション「ユニクロ:シー」の発売に合わせ、9月13日に都内でローンチイベントを開いた。

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 イベントの冒頭にはファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が登壇し、デザイナーを務めるクレア・ワイト・ケラー氏について「思慮深く、自然体なデザイナー。ユニクロの目指すライフウェア=究極の普段着を一緒に作るパートナーにふさわしい」と語った。9月15日から販売するが、数シーズンで終わる協業コレクションではなく、日常的に着ることのできる「いつもよりシックな普段着」のコレクションと位置付ける。

 イベントへの柳井会長の登場予定は当初なかったが、12日に「世界中の管理職4500人が集まるミーティングで、ワイト・ケラー氏に話してもらった内容があまりに素晴らしかった」ため、急きょ参加を決めたという。「自分自身を(デザインに)注ぎ込むことと、デザインを客観的に見ることが、良い服を作るためには重要。ワイト・ケラー氏はその両方ができる」と評価した。

クリス・ワイト・ケラー氏を「一緒にライフウェアを作るのにふさわしいパートナー」と柳井会長(右)

 ユニクロ:シーは「着やすく、カジュアルかつシックな服」(ケラー氏)で、ファーストコレクションはトレンチコート(税込み1万2900円)やプリーツカラーブロックスカート(5990円)など34アイテムを企画した。

 ファストリの上席執行役員でユニクロR&D統括責任者の勝田幸宏氏は新ラインを始める理由について、「世界中でユニクロのファンが増えていくなか、ウィメンズの服にもっと繊細さと華やかさを足さないといけないと思っていた」と語り、ユニクロ:シーは「1回で終わりではなく、今後も継続していく」ことを明らかにした。

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