大型店3店を4月に出したユニクロ。立地や客層に応じて品揃えや提供するサービスを強化し、これまでとは異なる買い物体験ができる空間でリアルの価値を改めて客に訴求する考えだ。ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「今後は商品だけでなく、ブランドに関する情報を発信し、店で過ごす時間を楽しめる店、来店すること自体に価値がある店が重要」と話す。
(柏木均之)
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ビジネスもサブカルも
ヨドバシアキバ店で目指したのは、1日の乗降客数160万人に上る秋葉原駅の人流をつかむための店づくりだ。1~6階にあるヨドバシカメラを利用する通勤、帰宅時の買い物客が7階のユニクロまで来ることを想定し、サイズオーダーで買えるジャケットやパンツのサンプルを通常より多く置く。
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