アンダーアーマーが新シューズ 従来イメージを払拭 ランニングに攻勢

2023/02/27 06:27 更新


厚底タイプの「UAフローベロシティエリート」

 米スポーツ用品ブランド「アンダーアーマー」が新作シューズ「UAフローベロシティエリート」で、ランニングシューズ分野に攻勢をかける。着用選手の陸上競技大会での実績などを生かしながらブランディングを強化し、「シューズにも強いブランド」という認知を広げていく計画だ。

 同ブランドの日本総代理店を務めるドーム(東京)の北島義典代表取締役CEO(最高経営責任者)は、「10年ほど前からランニングシューズに参入しているが、ウェアブランドのイメージを払拭(ふっしょく)できていなかった」と話す。そうした中で、〝未来の伸び代〟として、改めてランニングシューズの開発に注力。今回打ち出すUAフローベロシティエリートは、ソールにカーボンプレートを搭載した厚底タイプのランニングシューズで、推進力と安定感に優れた自信作だ。

 アッパーは、特殊な編み方のメッシュ素材で、着用者の足の形や走り方にフィットする。開発担当のダグ・スマイリー氏は「大きなマーケットにめがけて作ったシューズ。アスリートのレベルや体格を問わず使える」という。

 22年11月には同シューズを着用したシャロン・ロケディ選手がニューヨークシティマラソンを制覇。製品としての実力を証明した。今後は中央大学女子陸上競技部長距離ブロックの選手へシューズやウェアを提供するなど、アスリートが持つストーリーにフォーカスしたプロモーションを実施する。

 税込み2万6400円。3月2日から予約を受け付け、4月1日に一般発売する。3月2~4日の東京マラソンエキスポでは100足限定で先行販売する。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事