ユナイテッドアローズは今春夏物から22~23年秋冬にかけて、商品価格を見直す。ストア業態によって異なるが、全品番の20~30%の商品を10~20%値上げする。工場の生産コストや原材料価格、物流費の高騰を受け、値上げに踏み切るもの。価格の安い夏物は極力値上げをせず、春物と秋物で価格を見直す。防寒衣料など1点当たりの価格の高い冬物の値上げ幅が最も大きくなる模様。2月4日の会見で松崎義則社長が明らかにした。
値上げ幅は可能な限り10~15%にとどめるが、一部で「20%まで上げる商品」もある。価格帯が上の「ユナイテッドアローズ」「ビューティ&ユース」で値上げが多い。2業態より価格帯の低い「グリーンレーベルリラクシング」は「そこまで大きな価格見直しは考えていない」(松崎社長)という。