テキスタイルビジネス商談会の東京テキスタイルスコープ（TTS）が5月14～16日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開かれる。テキスタイル企業83社が出展し、体験型の企画も充実する。
プレミアム・テキスタイル・ジャパン（PTJ）、JFWジャパン・クリエーション（JFW-JC）を再編し、発展させた。出展者が26年春夏に向けた新作やイチ押し素材を紹介する。様々な産地の魅力を伝える「産地フォーカス」は今回、デニムに焦点を当て、紡績から店頭に並ぶまでの過程をVR（仮想現実）ゴーグルを着用して見学できる。
異業種や新興企業の素材や事業を展示する「ワッツネクスト・スコープ」では、住友金属鉱山の近赤外線吸収ナノ微粒子「ソラメント」やAI（人工知能）技術を活用した物作りを見せ、実際に体験できる企画も用意する。ほか、三越伊勢丹のアップサイクルプロジェクト「ピースdeミライ」の一環で専門学生が「リーバイス501」を使って作品を作る「三越伊勢丹ミライアワード」の受賞作を並べる。
提携する国際素材見本市プルミエール・ヴィジョンによる展示やセミナーにも注目だ。PTJ、JFW-JCで人気だった次の売れ筋を来場者の投票で探る「ワッツネクスト・テキスタイル」やトレンドコーナーは継続する。
「何か新しい発見を得られたり、交流や学びの場になるような展示会にしたい。また、日本の素材や産地の素晴らしさを世界に発信したい」と古茂田博JFW推進機構（日本ファッション・ウィーク推進機構）事務局長。引き続き、学生の入場も解禁する。
