《移住・多様化する働き方》東京→加賀 「月月」の藤永晋悟さん 地域資源を生かす商品開発

2023/01/23 12:00 更新有料会員限定


植物療法士の妻とともに店頭に立つ藤永さん

 石川県加賀市の山代温泉街でカジュアル工芸の店「月月(つきつき)」を営むONTOSの藤永晋悟代表。17年に募集のあった地域活性化事業「ネクストコモンズラボ(NCL)加賀」に参画して移住、伝統工芸を生かした製品開発に取り組むようになった。アパレル業界のセンスで消費に結びつく工程を組み立て、「過去と未来が混ざった新時代のものを提案していきたい」という。

(須田渉美)

自分の力で歩く

 藤永さんは東京都杉並区生まれ。服飾専門学校を卒業し、大手セレクトショップでバイヤーと企画の経験を積んで独立。友人と立ち上げた会社で、小売り企業のディレクションやブランディングを担っていた。加賀市は妻の実家があり、結婚式を挙げた縁がある。偶然にもSNSでNCL加賀の存在を知り、「新しいことにチャレンジする姿勢が面白いと引き込まれ、加賀市に運命的なものを感じて参加を決めた」。

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