上期連結決算の営業利益は、本社移転の前倒し償却を除くと実質過去最高。通期の利益見通しも上方修正するなど業績は着実に回復基調を描く。60近いブランドを4つのドメイン(領域)にくくり直したのが昨年の大仕事だったが、半面、人の異動などでチーム運営が損なわれたとみる。23年は新しいチームワークを作り上げ、従業員にとってもお客にとっても楽しい会社にしたいと言う。
ブランドの個性
――昨年を振り返ると。
個性的なブランドが60近くありますが、さらに個性やストーリー性を際立たせるよう促してきましたから、そこは明確になってきたと思います。例えば、「ショット」や「アヴィレックス」は昨年で2、3回値上げしましたが、買ってもらえています。映画の影響もありますが、きちんと裏付けのあるものは高くても買ってもらえる。欲しいものは欲しい、というわけです。
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