TSIグルスポ 米クラブ「ピン」のアパレル開始

2020/03/19 10:00 更新


 TSIグルーヴアンドスポーツは今春から、米大手ゴルフクラブ「PING」(ピン)のアパレルを販売する。4月24日に小田急百貨店新宿店ハルクスポーツにインショップを開設し、28日からは直営セレクト店の「ザ・ハウス」3店(ギンザ・シックス店、広尾店、札幌店)内で扱い始める。3年後に売上高20億円、5年度に35億円を目指す。

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 このほどピンの母体である米ピン社と、日本におけるアパレル製造・販売に関するライセンス契約を締結した。契約期間は非公表。

 ピンは、1959年にスタートしたクラブメーカー。カスタムフィッティングによって、個々のゴルファーに適したクラブを提供し、成長してきた。日本では11年連続増収で、クラブシェアは15%で3位と見られる。昨年8月の全英女子オープンで優勝した渋野日向子プロとクラブ契約している。

 TSIグルスポが手掛けるアパレルのターゲットは、40~50代の男性と30~40代の女性。デビューシーズンとなる20年春夏は、男女計約30型を企画。アメリカンテイストを感じさせる、エレガントでクール、スポーティー、ファンクショナルなものを揃え、ブランドロゴを強調したり、デフォルメ化したりするデザインにはしない方針。

 価格帯は主力のポロシャツで1万2000~1万4000円、ボトムで1万3000~1万7000円。今後はゴルフウェアだけでなく、ライフスタイルを意識した他のカテゴリーも加えることを検討している。

 TSIグルスポは、昨年設立30周年を迎えた「パーリーゲイツ」など、有力ゴルフウェアブランドを複数抱える。既存ブランドとは異なるギア色の強いピンの導入で、国内ゴルフアパレルの市場占有率を引き上げる。

 契約にあたり、TSIグルスポの仙座学社長とピンのジョン・K・ソルハイム社長が会見に応じた。コメントは以下の通り。

■仙座社長

 「ピンが現在のように拡大する以前から、ラブコールを送っていた。ピンはギアブランドなので、ギアに近いブランドとして、アパレルとの相乗効果を図りたい。将来的には百貨店、専門店販路で広げる。もちろん、ゴルフアパレル市場は決して良くないし、そこでピンのポジションを確保することは簡単ではないと認識している。しかし、以前より客単価は上がってきており、ピンも安価に多売する考えはない。5年後にはゴルフアパレル市場でトップ10に入ることを狙いたい」

■ソルハイム社長

 「日本では13年から日本企画やグローバル企画でアパレルを展開してきたが、ゴルフクラブとアパレルとの商売には違いがあり、難しさを感じていた。今後はTSIとしっかりと共同しながらピンがブランドとしてさらに強力になることを期待している」

取材に応じたTSIグルスポの仙座社長=写真左=と、ピンのソルハイム社長


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