商社繊維事業トップに聞く現状と見通し 海外に重点、注目はインド

2024/02/16 08:00 更新有料会員限定


アジアでの〝地産地消〟が加速する。「簡単ではない」が世界一の人口国となったインドの成長を取り込む動きが目立ってきた

 グローバル市場を開拓・拡大――繊維専門商社や商社繊維事業のトップに聞くと、今年の重点は海外強化で共通する。国内外で不安要素を抱え、慎重にならざるを得ないなか、インドや東南アジアなど人口が増える国や地域が注目されている。

(高田淳史)

目立つ最高益

 アパレル市況の回復で23年春夏はおおむね好調だったが、暖冬で秋冬向けが苦戦した。とはいえ上期の貯金と不採算事業の見直し、価格改定の継続、円安を背景とした輸出拡大や海外事業の増収などから通期で過去最高益を見込む企業が目立つ。今年は中国や欧州市場の停滞が続くことで慎重な見方が大勢。国内も「アパレル市場の回復が一巡した。今年は昨年の8割ほどでは」といった危機感が強く、収益向上に努める。

高いQRニーズ

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定デジタルニュースピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事