豊島の若手社員プロジェクト CFで機能素材商品販売

2019/12/27 06:30 更新


 専門商社の豊島はマクアケのクラウドファンディング(CF)を通じ、機能素材を使った商品の販売を始めた。ブランド名や価格ではなく、素材の良さを消費者に理解してもらい購入につなげるのが狙いで、若手社員によるプロジェクトを立ち上げて取り組んだ。

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 第1弾として三つの商品を出した。「365デイズ・ウール」はウルトラファインメリノウールを使った、1年中快適に着られる服。吸湿発熱、保湿、体温調節、防臭などの効果があり、授乳可能なトップ(9800円)やベビーロンパース(6500円)、Tシャツ(9800円)を作った。

 「360度ストレッチパンツ」はストレッチ性とキックバック性に優れた生地を使う。メンズ6600円、レディス5500円。枕の「とりぴ郎」はフィット感が抜群で柔らかく、小さく収納できるため、旅行や出張にも便利。人間工学に基づき、就寝時にも頸椎(けいつい)のS字を自然に保つよう設計した。素材のTPE(熱可塑(かそ)性エラストマー)は人体に無害でリサイクルできる。1万6000円から。

 23日に予約受け付けを始めたが、既にCFの目標額に達し生産が決定している。

 20年1月以降も、食品廃棄物を再活用するプロジェクトの「フードテキスタイル」の商品や、豊島紡績で扱う特殊なウール原料を使った商品などをCFで順次販売する。

ストレスフリーの360度ストレッチパンツ


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