東レの中期経営課題 環境変化に迅速に対応

2024/05/28 06:30 更新有料会員限定


 東レは23~25年度の中期経営課題で事業環境の変化に対応して実効性を高める。「紛争や中国経済の低迷で需要回復が遅れている。海外では中国品との価格競争が激化しており、これを前提にした施策が必要」(大矢光雄社長)とし、社内の意識改革と並行して進める。繊維はインドでパートナーとの提携で織物染色を開始するなど、アセットライトで高収益を確保する。

(中村恵生)

【関連記事】《トップインタビュー2024》東レ社長 大矢光雄氏 事業環境の変化に迅速対応

 5月27日に大矢社長、沓澤徹専務執行役員繊維事業本部長らが会見し、経営戦略について説明した。

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