東急百貨店、バンコク2号店を開業

2015/06/09 06:50 更新


 東急百貨店は19日、タイ・バンコク郊外に新店「バンコク東急百貨店パラダイスパーク店」を開業する。バンコク中心部の1号店に次ぐ同国での出店で、現地の富裕層らを主な顧客対象に衣料品、雑貨などを販売する。

 タイ2号店は大型商業施設、パラダイスパークSCの1~2階に売り場面積1万1800平方㍍で出店。1階は婦人服、化粧品、子供服、2階は紳士服、スポーツ、文房具、家庭用品を揃える。

 同SCはバンコク中心部から20㌔圏内で、周辺は新規の住宅開発が進んでおり、今後の消費拡大が期待される。

 初年度売り上げは7億 バーツ (約25億円)を見込む。運営はバンコク東急百貨店と現地大手ディベロッパーMBKとの合弁会社、ピーティーリテールが手掛ける。東急百貨店は「タイは今後、安定的な成長が期待できることから、新たな郊外型店舗モデルを構築する。当社への認知度を高めてインバウンド(訪日外国人)対応に取り組む」と話している。

 

婦人コンフォート靴のアッソインターナショナル/バンコク東急百貨店2号店に出店

 婦人用コンフォートシューズ製造販売、アッソインターナショナル(大阪市)は19日からタイのバンコク東急百貨店パラダイスパーク店での販売を始める。ブランドは日本生産の「ミスキョウコ」。現地では2年前からバンコク伊勢丹と取引しており、今回は郊外市場の開拓を狙う。

 東急百貨店はバンコク中心部から20㌔ほど離れたシーナカリン地区にあり、中高所得者が多いため新設を決めた。商品は日本の職人がつくる繊細なつくりのコンフォートシューズで、中心価格は1万8000円。初年度の売り上げは400万 バーツ (1480万円)を見込んでいる。きめ細かな販売サービスを通じて、日本の靴の良さをアピールする。

 バンコク伊勢丹の1号店は、売り上げが前年比20%増ペースと伸びている。「バンコクは大手百貨店が進出するなどASEAN(東南アジア諸国連合)の中心市場になりつつある」として、2年以内に3号店をつくる。

 バンコクでブランド知名度を上げ、足掛かりができれば、シンガポールやクアラルンプール(マレーシア)に出店する計画をもっている。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事