《トップインタビュー2024》東急百貨店社長 大石次則氏 顧客との関係維持に全力

2024/01/31 12:00 更新有料会員限定


大石次則氏

 本店が23年1月末に閉店したが、渋谷駅エリアの様々な拠点を活用して事業を維持、拡大する。建物の老朽化のため閉鎖した本店の跡地では、東急、東急百貨店、LVMHグループのL・キャタルトン・リアルエステート(LCRE)の3社が共同事業を手掛ける。大型複合施設は27年度に完成する計画だ。

3万平方メートルを運営

 ――本店が閉店して1年が経過した。

 本店ロスの中で、お客様との関係性のリテンション(維持)にしゃかりきの1年間でした。20年の東横店に次ぐ本店の営業終了で、渋谷で二つの百貨店の看板が無くなりました。

 しかし、駅エリアにシンクス、渋谷東急フードショー、東横のれん街や、渋谷スクランブルスクエア内に食品、化粧品、服飾雑貨などの拠点を設置しており、合わせて3万平方メートルの商業施設を運営しています。当社の吉祥寺店やたまプラーザ店に匹敵する規模になります。これらの店舗と自社EC、デリバリーサービスなどを通じ本店のお客様との関係性を維持することが最大のミッションです。

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