東京駅周辺の商業エリアが大きく変化している。三井不動産が大型複合施設「東京ミッドタウン八重洲」を3月10日に全体開業し、新業態や商業施設初出店を中心に57店が増える。八重洲地下街のヤエチカ、丸の内側の丸ビルと新丸ビルは大型改装で新たな業種や機能を取り入れ、街の変化に対応する。東京ミッドタウンの隣接地や日本橋など今後も周辺で大型複合開発が相次ぐ。近隣のワーカーや居住者のほか、国内外からのビジネス客や観光客の来街が増えることが予想され、活性化が期待されている。
(有井学)
東京ミッドタウンはヤエチカ経由で、駅と地下で直結する。昨年9月に小学校の新校舎が開校し、商業ゾーンの一部とUR都市機構が整備した地下バスターミナルの第1期が先行開業した。4月に日本初進出のラグジュアリーホテル「ブルガリホテル」が開業、子育て支援施設も開園する。オフィスゾーンは「コロナ禍で再認識されたリアルの価値を最大限高めたことがテナントに評価され、既に満床」(菰田正信三井不動産社長)という。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!