トウキョウベースの新業態「リタン」 初のレディス単独、社員視点で開発

2025/02/27 06:28 更新NEW!


「ユナイテッドトウキョウ」のデザイナーを経て、「リタン」のディレクターを務める片寄さん

 トウキョウベースは、オリジナルのレディス単独ブランドとして初となる「リタン」をスタートした。30~50代の女性がターゲット。2月22日に東京・北青山に路面店、26日に自社ECを開設し、28日にはニュウマン新宿店をオープンする。

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 「大人向けの服は体形カバーを重視したものが多いが、リタンは透ける素材や肌見せ、体のラインをきれいに見せるシルエットなど、スタイルが良く見えるデザインにこだわった」と片寄友香ディレクターは話す。

 ファーストコレクションの25年春夏物は、身頃に曲線的なカッティングを入れたオーバーサイズのシャツ、光沢のあるジャージーを使用したキャミドレス、背中が大胆に開いたテーラードジャケットなどがある。本革やジャカードなど上質素材を使ったウェアも入荷する予定。

 平均価格はジャケット4万5000~7万円、ボトム2万5000~4万円、シャツ・ブラウス2万3000~4万円、ドレス3万~4万円。

 北青山の路面店は売り場面積約99平方メートル。今後は東名阪エリアを中心に店舗を増やす。

東京・北青山に出した「リタン」の路面店
カウンターテーブルや観葉植物など、「家のようにゆったり買い物できる空間」を意識した店

谷正人社長 社員の視点で新業態

 当社は男女複合型のオリジナルブランドを作っているが、比較的メンズのお客様からの支持が厚いため、レディス単独ブランドの必要性を感じていた。若年層だけでなく、大人向けの商品を企画できる人材も育ってきた。片寄ディレクターは「ユナイテッドトウキョウ」のデザイナーだったとき、企画した商品の年間売り上げや消化率を評価する社内MVPを何度も取った実績がある。24年9月に立ち上げた「コンズ」と同様、社員の視点から開始する新業態は今後も作っていきたい。



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