ティファニー初のブライダルブティック

2016/07/29 17:08 更新


 ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパンは7月29日、ブランド初のブライダルに特化した店「ティファニー銀座本店ブライダルブティック」を東京・銀座2丁目にオープンした。場所は松屋銀座本店の裏手。中央通りに面する本店のサテライトストアとして、本店からほど近いエリアに開店した。

 ダニエル・ペレル社長は、「ここ数年の来客増で、ブライダル客の待ち時間が増えてしまったが、それでも本店でエンゲージメントリングを買いたい人は多い。その思いに応えるために、本店の延長に位置するブライダル専門の店を計画した」とし、「一生の思い出に残るような特別なおもてなしを提供できる店」を目指して、店作りを進めたという。

 重視したのは「気分が良くなる空間づくり」。白を基調にした円形の店内に、放射状に七つのテーブルを配置。隣の客が視界に入らない設計なので、担当の販売スタッフとともにゆっくりと選ぶことができる。接客は一組につき1時間から2時間。それぞれのテーブルのショーケースに代表的なエンゲージメントリングが揃っているほか、予約時に好みや予算を伝えれば、おすすめ商品をまとめて見ることもできる。売り場面積は132平方㍍。

 ティファニーはここ数年売り上げが好調に伸びており、現在も協力するテレビドラマの影響で「オープンハート」がヒットするなど成功している商品も多い。ブライダルも全体を押し上げる要素の一つで、「今後もポテンシャルが高い」という。同店が成功すれば、国内やアジアでも同様の店を開設する可能性があるとし、試験的な売り場としても期待する。

ダニエル・ペレル社長
ダニエル・ペレル社長


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