4月30日まで非常事態宣言が出されているタイでは、入国の原則禁止や夜間の外出禁止、感染リスクのある場所の封鎖など社会活動が制限されている。このところ新型コロナウイルスの感染者発生数は比較的落ち着いており、3月下旬からの社会的隔離政策が功を奏しているとみられる。
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タイに拠点を持つ日系の繊維企業や商社にアンケート形式で現状や懸念などを聞いた。「感染拡大は落ち着いており、日本よりもリクスが低い」「いったん出ると入国が困難」と多くの駐在員はタイに滞在している。本社業務は、タイ蝶理など多くが時短勤務と在宅勤務を組み合わせており、ほぼ通常通り。東レは現地の状況に素早く柔軟に対応するためタイ東レ代表に権限を移管している。
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