輸出伸ばす服地卸・コンバーター 22年度は15社計で約4割増

2023/08/25 08:00 更新会員限定


 繊研新聞社が服地卸・コンバーター企業を対象に行った調査によると、22年度の服地売上高で輸出比率が前年度に比べて伸びた企業は、比較可能な15社のうち6社だった。国内向けが伸びた上、中国でのロックダウン(都市封鎖)なども影響し、輸出比率が高まった企業はそれほど多くなかったが、輸出額としては引き続き順調に伸びた。円安を追い風に継続して力を入れる企業も多い。

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売上高21%強伸ばす

 22年度の服地売上高調査では、回答のあった21社の売上高合計が1354億7000万円で、前年度比21.7%増だった。各社の輸出比率から類推する15社全体の輸出売上高は307億6164万円で、前年度に比べ39.6%増と大きく伸びた。21年度の16.2%増に続き、2ケタの増加。服地売上高に対する割合は22.7%(21年度20.2%)となり、引き続き増えた。

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