萩原輝美さんがブランド「洋服を遊んできた大人へ旬」を

2018/01/25 04:27 更新


 ファッションディレクターの萩原輝美さんが、ベーシックアイテム中心のレディスブランド「テン.」を立ち上げた。「DCブランド、古着、インポートと、着尽くしてきたと言えるくらい服を着てきた」という萩原さんならではの視点で、「洋服を遊んできた大人たちが、今着たいと感じる服」16型を揃える。18年春夏から卸販売する。

 自身を含め、モードを好む大人が日常で着るものがないと感じていたことが企画のきっかけ。「(一生ものの服といった言葉が今はもてはやされているが)一生着られる服なんてない、というのが私の実感。だからこそ、時代の旬、自分の旬を大切にした〝旬発力〟のある服にしたい」と話す。

 欧州ラグジュアリーブランドで経験を積んだパタンナーを起用し、大人を美しく見せるエレガントなシルエットを追求。素材選定にもこだわった。

 ベーシックな白いTシャツは、肉厚なポンチ(2万6000円)と、肌触りの良いカシミヤ・コットン(2万8000円)の2素材で作った。ラグランスリーブの背中側にのみダーツを取り、丸く小さい肩のラインに仕上げている。チュールを重ねて、今春夏らしい透け感の遊びを表現したTドレス(5万5000円)、バックのみウエストをゴム仕様にしたツイルのセーラーパンツ、たっぷりと生地を使ったシャツドレスなどが揃う。




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