JR総武線・錦糸町駅の駅ビル、テルミナ(東京都墨田区、運営は錦糸町ステーションビル)は11月13日、高架下の「テルミナ2ラ・ガール」を改装オープンした。改めてファッションを打ち出し、駅を利用する女性のニーズに応える。
オープンしたのは19店が入るラ・ガールの四ツ目通り側の7店。レディスの「ギャレスト」「オペークドットクリップ」、アクセサリー「ディドゥダ」と台湾茶「ゴンチャ」の4店が新店で錦糸町エリア初。ラ・ガールはファッションのゾーンとして運営されているが、コロナ禍を経る中で、食物販やコンビニエンスストアを導入するなど、そこから広がる店揃えになっていた。22年に駅側ゾーンに「プラザ」を導入し、10代を含めて女性の集客が強まっていた。そこで、増えた女性に応えるファッションを提供する。
錦糸町にはテルミナのほかパルコ、丸井、アルカキット錦糸町、オリナス錦糸町と大型施設が集積している。そうした中でラ・ガールは、駅利用の女性が通勤着を買う場として定評がある。新店導入でその特徴を伸ばす。四ツ目通り側のエントランスからの入店を増やし、ラ・ガール全体の回遊性を高める狙いもある。
テルミナ全体で今期の売り上げ目標は、改装の工事期間があることから微増の310億円。これまでのところ増収で目標通りになっている。この後26年春のオープンを目指して本館で物販の4階の改装工事に入る。ラ・ガールの駅側も27年の改装オープンを予定している。順次、新たな魅力を発信する形で、都内でも際立つ人口増のエリアでのニーズに応える。
