テンシャル 「バクネ」シリーズのスウェット 家庭用医療機器として販売開始

2023/08/15 06:25 更新


「バクネ」シリーズのスウェット

 ウェルネス関連事業のテンシャル(東京)は、一般医療機器(クラス1)における新しい家庭用医療機器のカテゴリー「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として届け出を完了した商品の販売を始めた。

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 同社は特殊繊維「セルフレーム」を使い、体が発する遠赤外線を利用した輻射(ふくしゃ)熱による血行促進効果が確認されたウェア主力の「テンシャル」を企画・販売している。届け出が完了したのは、テンシャルの「バクネ」シリーズのスウェット上下セット(税込み2万2000円)。家庭用遠赤外線血行促進用衣について日本医療機器工業会が定めた自主基準をクリアし、疲労回復をうたえる。

 家庭用遠赤外線血行促進用衣は22年10月に厚生労働省が一般医療機器に新設したカテゴリー。これまでは、同カテゴリーの定義に該当する区分がなかったため、既存の「温熱用パック」(医家向け)というカテゴリーに届け出がなされていた製品が多数あり、問題となっていた。カテゴリーの新設に伴い厚労省は、12月14日までの移行期間中に温熱用パックの定義に当てはまらない製品の届け出の取り下げと、家庭用遠赤外線血行促進用衣としての届け出、または雑品として販売するといった適切な対応を関連事業者に求めている。

 テンシャルは今後について、「バクネシリーズにおけるアパレルの全商品を移行期間内に家庭用遠赤外線血行促進用衣として適合完了し、販売を開始する」という。一方、自主基準に該当しない商品は雑品として販売する方針だ。



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