ジーンズカジュアル専門店の10月11日の定店観測は、気温の低下もあって、前月に比べてアウターやスウェットなどが動いた。新作の提案が早い店ではすでにダウンジャケットも動き始めている。昨年は台風の影響や消費増税駆け込み需要の反動が多少あったので、前年同月のハードルはそれほど高くないものの、全体ではコロナ禍でも前年に近い点数が売れた。
■スウェットが前年上回る
「ブランドものの秋物アウターが好調。ニットやボアアウターなど一部冬物も動き始めた」(ラックスアウトフィッターズ)、「週末の気温低下でアウターや羽織り物に動きがあった」(メソッド)など、単価の狙えるトップの動きが目立ち始めた。
ロフトマン1981では「カナダグース」のダウンジャケットが今年もすでに売れている。ダウン以外の提案も充実しており、「チンクアンタ」のダブルライダーズ、「テアトラ」や「オーラリー」のコートなどが売れている。「イール」別注の高密度コットンのコートの反応も良く、これから本格的に売り込む。1サイズでサイズ感やディテールに工夫し、男女向けに提案している。「昨年は残暑がきつく売れなかったスウェットが、メンズ、レディスとも2倍増になっている」(アメリカ屋)、「Tシャツでなくスウェットに目は向いている」(ヒノヤ)というように、スウェットは前年を上回る勢いだった。タイガースブラザースでは、「チャンピオン」のプルオーバーパーカがよく売れた。
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