ジーンズカジュアル専門店の3月15日の定店観測は、新型コロナウイルスによる外出や訪日自粛の影響で客数が減り、販売が伸び悩んだ店が多かった。特にトップの販売点数の落ち込みが目立つ。
ただ、春の新商品の入荷が増えており、気温も上がってきたことで、売れ筋は冬物から春物に移行。長袖や半袖のTシャツが売れている。新生活を迎える学生の購買や、常連客の先物買いが目立った。客数は厳しい状況が続いているが、「回復傾向にある」とする声もある。
【関連記事】ジーンズカジュアル定店観測2月 気温高く春物動く
「お客様の絶対数が少なく、新型コロナの影響を痛感」(アメリカ屋)、「外国人客の減少の影響が大きい」(ジーンズメイト)、「客数が例年に比べ少なかった」(マルカワ)、「来店が少なく感じられた」(日永洋服店)、「客足は鈍く、静かな春物立ち上がりとなった」(タイガースブラザース)など、新型コロナの感染拡大の影響は、全国各地の店頭に表れている。
■外国人客の落ち込み大きく
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!