帝人、福井経編興業、大阪医科薬科大学は共同開発を進めてきた心・血管修復パッチが7月11日付で厚生労働省から製造販売承認を取得した。福井経編興業のニット技術を活用したパッチで、先天性心疾患の治療用に「シンフォリウム」の製品名で23年度中に販売開始を目指す。
(中村恵生)
14年から3者で共同開発を進めてきたもので、約10年越しで実用化にこぎつけた。先天性心疾患の治療では、狭窄部や欠損部の血液循環を正常化するためにパッチ状の医療材料が用いられる。
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