ゴルフを活用したマッチングサービス「エンティー」を運営するティーズゴルフ（東京、前田崇志社長）は、ゴルフを通じた就活マッチングイベントを開催している。
ゴルフ場で企業説明会を行い、企業の経営者と大学生をマッチングして一緒にラウンドすることで、深いコミュニケーションにつなげ、気に入った学生をスカウトできるというもの。7月に1回目を実施、すでに内定を出すなど、経営者・学生ともに好評だ。今後全国的な開催を予定している。
エンティーはゴルフを通して様々な出会いの機会を提供しており、ゴルフ好きな経営者が登録、ビジネスとゴルフをマッチングしたアプリのサービスを提供している。今回、採用難に悩む経営者とゴルフ好きな学生とのマッチングを図ろうとの考えから、「エンティーリクルーティングゴルフ」がスタートした。
7月8日に1回目を千葉県のゴルフ場で開催。企業側5社と学生18人が参加した。今回は東日本学生ゴルフ同好会連盟との連携で実現した。
学生にとっては、面接が苦手な人でも、ゴルフを通して自分の強みや人柄などが企業に伝わることや、ゴルフを通して直接企業トップの考え方などを知ることができ、普段出会わない企業との出会いがある――などのメリットがある。
企業側は、ゴルフを通して学生の性格や考え方など面接で把握することが難しい部分について知ることができる。学生と過ごす時間が長い分、企業の魅力をきちんと伝えることができ、内定までの意思決定が速まり、内定辞退の軽減にもつながる。イベント開催後、企業側からは「新卒採用が難しいなか、当社もなかなか振り向いてもらえないが、イベントに参加することでたくさんの学生に興味を持ってもらうことができた」など評価を得た。
次回は11月18、19日に千葉県野田市のゴルフ場で開催。10社以上の企業、30人以上の学生の参加を予定している。
